大谷石プレートに続き、素材に変化をつけた石器《ノマド》
表・裏の2つの顔を持ち、
表情豊かな料理を更に引き出させる無骨な美しさ。
大谷石はその特徴的な素材感と加工の容易さから外壁や土蔵などの建築材料に使われることが多く、
日本全国で古くから使用され、世界的にも有名です。
ですが、粉っぽく、色が変わる、洗えない、汚れる、劣化する、染み込む、壊れやすいなどの欠点から、
器としては不向きな素材として敬遠されていました。そこで《以為》では、大谷石に特殊なコーティングを施すことで全ての欠点を解消し、
石なのにあたたかみがあり、表情豊かで、シンプルで、安定感があるその素材を器として使用することに成功しました。
大谷石をひとつひとつ手づくりで丸くし、表面に小さなデコボコをつけて仕上げており、
片側を削り軽量化を図りながら、鉢(ボウル)としてもお使いいただくことができます。
ガストロノミックな料理を、シンプルに手で食べてもお箸で食べてもと、スタイルを問わない提供を考えています。
世界中のガストロノミーレストラン、現代風フランス料理店が、より自然なコトやモノで料理を提供していく事こそが《nomad(ノマド)》なのです。
大谷石は今からおよそ2,000万年前の火山噴火により堆積した凝灰岩で、栃木県宇都宮市大谷地区でのみ産出される、とても珍しい石材です。
かの建築家フランク・ロイド・ライトが旧帝国ホテルを設計した際、大谷石を壁面装飾に使ったことで世界的に知られています。